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空調衣服が涼しくないのはなぜ?

年々暑さの増す日本の夏。
腰にファンのついた空調作業服は、街中でも見かけるぐらい普及してきました。
建設会社では、空調作業服を着ていないと現場で作業させないとしている所もあるとのことで、その涼感効果と実績が認められてのことと思います。
しかし一方で「空調衣服を着ても全然涼しくない!」とのお声をいただくのも事実です。
空調衣服は、着た人に風を当てて、汗を乾かすことで体温を下げるという仕組み上、汗の蒸発より発汗の量が多いと、涼しさを感じられなくなります。
具体的には、炎天下での作業や、人が込み合う場所での使用にはあまり適していないといえます。
工夫次第で空調ウェアの限界を伸ばす!
上記のように、使用するシチュエーションに制限のある空調ウェアですが、機能を最大限に活かすポイントがあります。
それにより、今まで涼しくないと感じていた空調ウェアも、きちんと涼しさを感じられるようになるかもしれません。
また、ほかの冷感アイテムを組み合わせることで、空調ウェアの涼感機能と相乗効果を得、通常よりずっと空調衣服の効果の限界を伸ばすことができますよ。
空調ウェアを最大限に活かす3つのポイント
腰についたファンからの風を≪循環させる≫ことが、空調ウェアを使う上で一番重要なことです。そのために踏まえるポイントが三つあります。
大き目サイズで衣類を膨らませて

空調ウェアを購入するとき、様々なサイズ展開がありますが、ベストフィットよりも少し大き目サイズを選ぶことをおススメします。
理想的な空調ウェアの働きは、電源を入れて腰のファンが回りだすとフンワリ衣服が膨らんで、ウェアの内側で風が十分に循環していることです。
このことから、タイトな衣類や、衣類の生地が硬いものは、風が動き回ることができないので、イコール汗が乾かず涼しさを感じられない、という結果につながります。
購入の際は、商品のサイズ表をしっかり確認するようにしたいですね。
リュックなどで風の循環を止めないで

もともとは、建設業者さんなどの、現場作業者が着用するために生まれた空調作業服。肩掛けカバンやリュックなどを使用することは想定されていません。
先に書いたように、空調ウェアは衣類の中で風が循環することが大切です。それに対して、肩掛けカバンやリュックは風の流れを邪魔してしまうので、涼感効果も下がってしまいます。
人で込み合う場所に空調衣服が適さないというのも同じ理由です。
周囲の人と密着して衣類が風で膨らまない状態だと、空調衣服としての機能も下がりますし、人の熱気で汗をかきやすくなるので涼しさを感じられません。
首元にタオルなどを巻かないで

≪風が循環する≫とは言いますが、同じ風がぐるぐると服の中に留まっていてもいけません。はじめは涼しくても、人の体温で風が温もって汗をかき湿度が高くなりサウナ状態になってしまうからです。
空調ウェアには【風の抜け道】を確保されていることが重要です。
ブレインでは首の後ろから循環した風が抜けていくように設計しています。
スソやソデなど不必要なところから風が漏れると、風の循環が弱まり涼しさも感じにくくなるのですが、逃げ道を一つだけに絞ってあげると、ファンからどんどん取り入れられる風が勢いよく吹き出し首にかかるのでそれも涼感につながります。
この時、首に冷感タオルや保冷剤などを巻いていると、風の逃げ道を防ぐことになってしまいます。
物ではなく、ハッカ油を爽快成分などが含まれる制汗剤などを塗っておくと、風があたると感じるスーッとする涼感がUPします。
おススメアイテムとの組み合わせ
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![]() BR-021 キシリフリーズ キシリトール加工シャツ |
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+ | ![]() BR-551 アイスバックⓇDX デラックス(保冷剤4個付) |
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+ | ![]() BR-536 爽快くんメッシュベスト(保冷剤6個付き) |
その他、冷感スプレー、ハッカ油なども風が当たると涼しさUP!![]() |
ご使用上の注意
空調ウェアや冷感グッズは、涼しさを感じることはできますが、汗をかき続けていくので、こまめな水分・栄養補給、休息などを必ず行ってください。
空調ウェアを使いこなそう!
暑い夏、どうしても空調の利かない環境で活動をしなければいけないこともあります。
空調ウェアと冷感グッズの特性を活かし、組み合わせることで、熱中症を予防し最涼の空調ウェアライフを過ごしてください。